2008年06月21日

経営的視点で見る神奈川県禁煙条例

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□□ 『禁煙飲食店の成功法則』 2008.06.21(第14号)
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■――今週の成功法則(経営的視点で見る神奈川県禁煙条例)――――――――――

 今年の春頃から、神奈川県の禁煙条例案が頻繁に新聞などで取り上げられています
が、新聞各紙は中立的な立場に見えるものの、外食業界は全体的に反対側の意見が目
立っています。

 最近では、ワタミの社長が、条例に反対の姿勢を唱えたことが大きな話題となり、
神奈川県が禁煙になれば、県境の喫煙者が都内の飲食店に流れると警告しています。

ワタミ渡邉美樹社長が「神奈川県の禁煙条例に物申す!」(前編)
http://nr.nikkeibp.co.jp/topics/20080521/?bzb_pt=0

 神奈川県は川崎市、横浜市、大和市、相模原市などが東京都と県境になっています
が、神奈川県の飲食店が条例で全面禁煙となった場合、本当に喫煙者がわざわざ都内
の飲食店に流れるのでしょうか。

 これは私個人の見解ですが、条例が施行された直後は、喫煙者が都内の飲食店に流
れる可能性は十分にあると思います。しかし、一方で非喫煙者が神奈川県の飲食店に
流れる可能性もあるわけです。

禁煙条例施行直後の外食動向イメージ
http://image.blog.livedoor.jp/kinen_magazine/imgs/7/8/78d4c85c.gif

 具体的には、居酒屋やダイニングバーなどの”空間”が主力商品となっている飲食
店は禁煙営業をしているケースが極めて少なく、フレンチやイタリアンなどの”飲食”
が主力商品となっている飲食店は、禁煙が当然のようになっています。

 ”空間”を目的とする喫煙者は都内の居酒屋やダイニングバーを利用するケースが
増え、一方で”飲食”を求める非喫煙者が、神奈川県内の飲食店を利用するケースが
増えると思います。また、禁煙空間でお酒を飲みたい非喫煙者が潜在的に多いことも
忘れてはいけません。

 喫煙率の高い世代は、確かに外食頻度が高くなる傾向が見られますが、タスポの導
入によって、タバコを買うのが面度になり、禁煙する人が確実に増えるはずです。

 6月に入ってからはタバコ1箱1,000円の値上げ案も浮上しており、喫煙者の
割合が大幅に減ることも十分に考えられ、早い段階で禁煙条例による売上減少の心配
は不要になると思います。


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